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2016年3月 2日 (水)

2015年 ポジション別 wRAA

ポジション別wRAAから各球団のポジションの強みを見ていきます。

本来wRAAはリーグ平均wOBAを基準にその選手がどれだけ得点を増やしたかを測る指標ですが
その基準をポジションごとのリーグ平均wOBAに、ポジション全体をいち選手と見なすことによって
各球団のポジション単位での強みを見ることができるようになります。

ポジションを集計するにあたって先発出場と途中出場を分けるため
捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、左翼手、中堅手、右翼手、指名打者、途中出場
このようなポジション分類としました。

ポジション別wRAAを求めるにはまずポジション別wOBAとポジション別打席数を出す必要があります。
例えば「ヤクルトの一塁」を求める場合、2015年ヤクルトの一塁スタメンで出場した選手及び一塁スタメン時の打席数は

 畠山(583打席)、田中浩(12打席)、武内(12打席)、荒木(3打席)

でしたが、この4選手のwOBAの加重平均を求めることで「ヤクルトの一塁(610打席)」の成績を求めます。
この場合の計算結果はwOBA.348と打席の9割以上を占める畠山の成績(wOBA.353)が色濃く反映されたものとなりました。

このようなやり方で各球団のポジション別wOBA、ポジション別打席数、そして
ポジション別wRAAを求めました。(ポジション別打席数はヌルデータさんのデータを使用しました)

ポジション別wOBA
391

ポジション別打席数
392

ポジション別wRAA
393

赤い箇所は打撃面で強みとなったポジション
青い箇所は打撃面で弱みとなったポジションとなります。
このようにポジション別wRAAを出すことによって各球団のポジションの強み・弱みを数値化して見ることができます。

各球団の強みとなっているポジションの選手はすぐ思いつくと思われますが、必ずしも強打者がいるポジションが
赤くなっているというわけではありません。このことはポジション別wRCを見ると分かります。

ポジション別wRC
394

パリーグの指名打者はwRAAが10以上のチームはありませんでしたが、wRCはどの球団も高いことが分かります。
この「どの球団も」というのがポイントで指名打者という強打者の多いポジションゆえに
球団間で差が付きにくかったということです。

逆に捕手はセパ共に全体的にwRCの低いポジションですが、打力の平均が低いポジションゆえに
日本ハムと巨人にとって捕手のポジションが強みとなったと言えます。

この2つの表の見方としては
・単純な打撃成績でポジション比較をするならポジション別wRC
・打撃面でのポジションの強みを比較するならポジション別wRAA
このように見るといいでしょう。


最後に各ポジションで全143試合(指名打者はDHありの134試合)の半分以上の試合にスタメン出場した選手の一覧です。
ポジション別wRAAと合わせて見ることで各球団の打撃面の強み・弱みがより分かるようになると思います。

395p

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