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2016年3月18日 (金)

2015年 先発・リリーフ別FIP

先発・リリーフで分けた各チームのFIPを求めます。

奪三振、与四死球、被本塁打のみで計るFIPは
Fielding Independent Pitchingの名の通り、野手の守備から独立した投球指標です。
そのため野手の守備力やBABIPの影響を受ける防御率よりも純粋な投手力を見ることができると考えられています。

FIP
={13×被本塁打+3×(与四死球-故意四球)-2×奪三振}÷投球回数 +FIP定数

FIP定数  
=lg防御率-{13×lg被本塁打+3×(lg与四死球-lg故意四球)-2×lg奪三振}÷lg投球回数
                                                lg・・・リーグ全体の
こちらがFIPの求め方となりますが気になるのがFIP定数というとこでしょうか。
これはFIPを防御率風のデータとして見るためのものでFIP定数としてはよく3.12が用いられます。
ただ3.12という数値をFIP定数として使うのはあくまで簡易的なFIPの求め方で
厳密には上記のようにFIP定数を求める必要があります。

実際FIP定数は年度ごと、リーグごとでかなり変わるもので2015年は パ2.88 セ2.75 でした。
このようにその年のリーグごとのFIP定数を使うことでリーグ平均FIPはリーグ平均防御率と同じ値となります。

411


次にFIPのパークファクター補正をします。これによりホーム球場の違いによる影響を排したFIPを求められます。
やり方は前回出した各球団の「ホーム本塁打PF跳ね返り係数」を使い、被本塁打数を補正しFIPを計算するだけです。

412


ホーム球場の違いによって各球団のFIPにどれだけの影響を与えたのかを示すグラフも作ってみました。
左が使用球場の影響込みの実際のFIP、右が使用球場の影響を排したFIPとなります。

413   414

この中ではヤクルトと阪神を比べると分かりやすいです。
ヤクルトのFIPは3.52、阪神のFIPは3.15ですがパークファクター補正後のFIPは共に3.30前後とほぼ同じ値となりました。
つまりそれだけ実際のFIPは球場の影響を受けているもので、同じくらいのFIPの投手でも所属球団によってこれだけ
成績に差がつくということです。

1つ注意しなければいけないこととして球場による影響は投手のタイプによってその度合いが変わります。
野手のパークファクター補正の時と同じように例えば元々被本塁打の少ないゴロ系の投手では影響を受けにくくなると言えます。

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