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2016年12月 4日 (日)

RE-Mから見るバントの損益分岐点 対戦投手による変動

ここまで様々な状況下でのバントの損益分岐点を求めてきましたが対戦投手による影響を考えます。

「RE-Mから見る~」の最初の記事で、無死1塁時に得点確率を求める場合はOPS.595がバントの損益分岐点と
なることが分かりました。打者のOPSがこの損益分岐点と比べ高いか低いかでバントかヒッティングかを
判断できるということになるのですがあくまでこれはその打席での期待値としてのOPSということになります。

打者のOPSとその打席での期待値としてのOPSは一見同じようなようですが後者は相手投手によって
変わるものと考えられるのです。全試合スタメン出場のOPS.800のバッターがいたとします。
試合をする中で対戦相手はエース級の投手との対戦があれば2軍レベルの投手との対戦もあることでしょう。
例外的な選手がいないとも言いきれませんが普遍的な見方をするならばどの打者もエース級投手には打ちあぐね
2軍レベルの投手からは好成績を残すものと考えられ、これらが平均化された結果が打者の打撃成績となるのです。
この打者のOPS.800という成績は言い換えるならばリーグ平均レベルの投手との対戦成績と見ることができます。

では対戦投手による影響はどのようにして求めればいいのか
僕は各投手の被OPSや被打率とそれぞれのリーグ平均との差を求めることでその値を対戦投手による影響と
見ることとしています。
例えば被OPSのリーグ平均差が-.150の投手とOPS.800の打者の対戦した場合では
期待値としてのOPSは.650 とこのような感じです。

なお前回の時と同じようにBABIP補正(BABIPがリーグ平均だった場合のデータ)を施し
2015年12球団の主力投手65人(規定投球回以上&50登板以上)の
被OPS、被打率、被出塁率及びそれぞれのリーグ平均差を計算しました。

2015年の各指標のリーグ平均
601

602t 603t 604t


この各投手の投球成績のリーグ平均差とバントの損益分岐点を組み合わせることで
対戦投手ごとで変動するバントの損益分岐点を見てとることができるようになります。

バントの損益分岐点
605

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