大学野球 リーグ内大学ランキング 2013-2017
連盟別のリーグ内大学ランキングを作ります。
前回の全国大学ランキングでは
リーグ戦の戦績ポイント×リーグ係数+全国大会の戦績ポイント
このような計算式を使いましたが、今回は「リーグ戦の戦績ポイント」この部分のみのランキングということになります。
大学野球は基本的に6校単位でのリーグ戦となっているため
優勝・・・100ポイント
2位・・・40ポイント
3位・・・30ポイント
4位・・・20ポイント
5位・・・10ポイント
6位・・・ 0ポイント
ポイントはこのように設定し、2013-2017年の5年10シーズン分の合計ポイントとなります。
ただし東海地区大学野球連盟と九州地区大学野球連盟に関しては特殊なリーグ構成となっているため
異なるポイント設定となります。リーグ構成も含めたこの2連盟の詳細については後述します。
表中の「優勝」は(1部)リーグ戦での優勝回数。
表中の「1部」は1部リーグ在籍シーズン数です。
2013-2017年に各連盟でドラフト指名された選手も付記しました。(数字は指名順位、xは育成での指名)
(川相拓也は大学卒業後母校のコーチ・米国アマチュアリーグを経て、翌年のドラフトで指名)
首都大学野球連盟は2014-2015年の2年間1部8校だった時期がありましたが、表の1部在籍シーズン数は
現行制度に合わせた1位~6位でカウントしています。
※ 2015年、鈴鹿国際大学から鈴鹿大学に校名変更
東海地区大学野球連盟は他の連盟が二部、三部と縦の関係であるのに対し
静岡、岐阜、三重の3つの県リーグが横の関係で構成した形となっています。(ちなみに1998年までは3県合わせての3部制でした)
この連盟からの全国大会への道のりは
春の県リーグ優勝校3校による東海地区大会で優勝することで全日本大学野球選手権の出場権を
秋の県リーグ上位2校(計6校)によって行われる東海地区大会での上位2校が東海・北陸・愛知三連盟王座決定戦へと進み
更にそこで優勝することで明治神宮野球大会の出場権を得ることとなります。
そのためこの連盟のポイント設定は東海地区大会の結果をベースとしたこのような設定としています。
東海地区大会(春季)
優勝・・・100ポイント
2位・・・40ポイント
3位・・・30ポイント
県リーグ(春季)の2位・・・10ポイント
東海地区大会(秋季)
優勝・・・100ポイント
2位・・・40ポイント
3位・・・30ポイント
4位・・・20ポイント
5位・・・10ポイント
6位・・・ 0ポイント
(敗者復活ありトーナメントの結果に応じた順位)
表中の「優勝」は東海地区大会での優勝回数。
表中の「地区」は県リーグで2位以内になった回数です。
ざっくり言うと東海地区で6強に入ったシーズン数で強さの安定度の目安として付記しました。
※ 2017年、道都大学から星槎道都大学に校名変更
(田村丈は1年間の留年を経て、翌年のドラフトで指名)
近畿大学の部員の不祥事により、2013年秋季リーグは5校で開催
※ 2014年、奈良産業大学から奈良学園大学に校名変更
この連盟での直近のドラフト指名選手は2009年の矢地健人(高岡法科大学 → 中日・育成ドラフト)
南東北大学野球連盟は長らく2部制でしたが会津大学、山形大学工学部、宮城大学の出場辞退により
2部制を廃止し、2018年から6校固定のリーグになります。
この連盟での直近のドラフト指名選手は2002年の高橋敏郎(石巻専修大学 → ヤクルト・ドラフト7巡目)
※ 2014年、山口福祉文化大学から至誠館大学に校名変更
九州地区大学野球連盟は福岡・長崎地区、大分地区、熊本地区、宮崎地区、鹿児島地区、沖縄地区の
6つの地区によって構成されてきましたが、2016年連盟内で北部(福岡・長崎・大分)と南部(熊本・宮崎・鹿児島・沖縄)
に分かれることとなり、全日本大学野球選手権の出場枠も1→2と増えました。
その全日本大学野球選手権への道のりは
北部は3県合わせた2部制となったため1部の春季リーグ優勝校が
南部は4地区の春季リーグ優勝校が集う決勝リーグの優勝校が出場となります。
秋は北部・南部それぞれ上位2校が九州地区大学野球連盟代表決定戦へ進み
北部・南部の優勝校が第1・第2代表決定戦を、北部・南部の2位校が第3代表決定戦を行います。
そしてこの3校に九州六大学野球連盟と福岡六大学野球連盟の代表校を加えた9校によって行われる
九州大学野球選手権大会の優勝校が明治神宮大会出場となります。
そのためこの連盟のポイント設定はこのような設定としています。
春
北部1部リーグ・南部決勝リーグ
優勝・・・80ポイント
2位・・・20ポイント
秋
九州地区大学野球連盟代表決定戦
第1代表・・・100ポイント
第2代表・・・ 50ポイント
第3代表・・・ 30ポイント
代表なれず・・・20ポイント
南北分離前は春・秋ともに6地区の上位2校
合計12校(2015年は13校)による九州地区大学野球選手権大会が行われていました。
南北分離前のポイント設定はこのような設定としています。
九州地区大学野球選手権大会
優勝・・・100ポイント
2位・・・50ポイント
3位・・・30ポイント
4位・・・20ポイント
(ただし春は3位決定戦がないため ベスト4・・・25ポイント)
表中の「優勝」は九州地区大会での優勝回数でこの連盟だけ合計8回となっていますが
これは2016年以降、全日本大学野球選手権の出場枠が2になったことに伴い
春季リーグ後に北部代表と南部代表が相見えることがなくなったためです。
表中の「地区」は2013-2015年の九州地区大会でベスト4に入った回数と
2016年以降の北部1部リーグ2位以内、南部決勝リーグ(決勝トーナメント)の2位以内に入った回数の合計です。
ざっくり言うと九州地区で4強に入ったシーズン数で強さの安定度の目安として付記しました。
最後に余談ですが既にお気づきの方もいるかと思いますが、九州・沖縄の幅広いエリアをカバーする
九州地区大学野球連盟の中に佐賀県の大学が出てきません。
実は佐賀県は47都道府県で唯一硬式野球部のある大学が1つもない県なのです。
※ 2016年、成美大学から福知山公立大学に校名変更
この連盟での直近のドラフト指名選手は2001年の天野浩一(四国学院大学 → 広島・ドラフト10巡目)
以上が全日本大学野球連盟傘下26連盟のリーグ内大学ランキングおよびドラフト指名選手となりますが
全日本大学野球連盟には属していない大学というのも存在します。
ここでは補足として2013-2017年にドラフト指名されたそれ以外の大学生とその大学を紹介します。
2016年巨人から育成ドラフト指名を受けた山川和大と2017年楽天からドラフト5位指名を受けた田中耀飛は
独立リーグBFLの兵庫ブルーサンダーズの選手ですが、同時に芦屋大学に在籍する大学生でもありました。
これは芦屋大学が全日本大学野球連盟に所属せず、兵庫ブルーサンダーズと提携する形を取っていたためです。
ちなみに同学校法人の芦屋学園高校も高野連に所属しておらず、こちらもまた兵庫ブルーサンダースの下部組織として
提携しています。
2016年ロッテから育成ドラフト指名を受けた菅原祥太の在籍大学、日本ウェルネススポーツ大学は
主に社会人チームが所属の日本野球連盟(JABA)に所属しており、全日本大学野球連盟に所属していない大学でした。
2016年楽天からドラフト6位指名を受けた鶴田圭祐(帝京大学)と2016年巨人から育成ドラフト指名を受けた
坂本工宜(関西学院大学)は共に準硬式野球部出身で、全日本大学野球連盟とはまた別の全日本大学準硬式野球連盟
の所属選手でした。
2016年巨人からドラフト7位指名を受けた廖任磊の在籍大学、開南大学は台湾の大学です。
なぜ台湾の大学に在籍する台湾人選手が日本のドラフト指名対象になったのかというと
大学の前に日本の高校に在籍していたのがその理由です。
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