大学野球 全国大学ランキング 2013-2017
前回出した大学野球26連盟リーグランキングを利用して大学ランキングベスト50を作ります。
「大学野球の強豪校を10校挙げてください」
そんな問いかけをされたら皆さんはどの大学を思い浮かべますか?
東京六大学のあの大学に、東都のあの大学、あと地方の大学も・・・といざ考えると結構悩むものと思います。
どうにか各大学の戦績を数値化した全国ランキングが作れないものかと考えたのが今回の企画です。
大学野球における公式戦は春のリーグ戦と秋のリーグ戦、そしてリーグ戦後に行われる全日本大学野球選手権と
明治神宮野球大会の2つの全国大会。これが基本的な形となっています。
これらの公式戦の戦績に対しポイントを付け、5年分のポイントを積算してランキングを作っていくことになるのですが、
全国大学ランキングを作る上で一番の課題となるのが所属連盟の違い、すなわちレベルの異なるリーグをどう比べれば
いいのかという点です。
例えばリーグ戦の優勝校に対して100ポイントを与えるとした場合、東京六大学の優勝と仙台六大学の優勝を同じ100ポイント
にしていいかと言われれば、これらが同じ価値だとは言い難くこのことは全てのリーグに対しても同じことが言えます。
そこで僕はリーグレベルの高さに応じた「リーグ係数」を取り入れることでこの課題解消を図りました。
ここで使うのが前回出した大学野球26連盟リーグランキングです。
このリーグランキングポイントを使い、10で割った数を四捨五入した整数値(ただし1未満は切り上げ)
この値をリーグ係数としてポイント計算に用いることにしました。戦績ポイントの計算式は次のようになります。
リーグ戦の戦績ポイント×リーグ係数+全国大会の戦績ポイント
このような計算式にすることで各連盟代表校が同じ土俵で対戦する全国大会は勿論
レベルの異なるリーグ戦の戦績も反映されたポイントを出すことが出来るようになりました。
この計算式に基づき全国大学ランキングベスト50を作っていきます。
ポイント設定についてですが
春・秋のリーグ戦の戦績ポイントは
優勝・・・100ポイント
2位・・・40ポイント
3位・・・30ポイント
4位・・・20ポイント
5位・・・10ポイント
6位・・・0ポイント
全国大会の戦績ポイントは
優勝・・・1500ポイント
準優勝・・・1000ポイント
ベスト4・・・600ポイント
ベスト8・・・300ポイント
このように設定し、2013-2017年の5年分のポイントを積算したランキングを作りました。
なおリーグ戦において2位と3位の大学が勝ち点・勝率で並んでいたような場合、両校とも35ポイントといったように
該当する順位の平均値を当てはめることとしました。
東海地区大学野球連盟と九州地区大学野球連盟に関しては他連盟とは違い1部6大学のリーグ戦ではないため
地区大会の成績に対して順位付けをする形となっています。この2地区の詳細については次回書く予定です。
2013-2017年の5年間の戦績をポイント化したものなので、見方としては現在の強さランキングというよりも
最近5年間の実績による大学ランキングといったほうが適切でそのようなものとしてご覧ください。
※ 2017年、道都大学から星槎道都大学に校名変更
※ 2014年、奈良産業大学から奈良学園大学に校名変更
ランキング作成の副産物のおまけとして
国公立大学に限定した大学野球 全国大学ランキングベスト5
(2018年6月6日追記)
6月11日開幕の第67回全日本大学野球選手権大会に出場する27校の大学ランキングを作りました。
ただこちらもあくまで2013-2017の5年間の戦績でのポイントなので、現在の強さを見る場合は
色分けしたリーグレベルで見たほうがいいかと思われます。
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