« 2017年 球団別犠打数 日米比較 | トップページ | 2017年 推定勝利数から見た投手力 »

2018年5月31日 (木)

2017年 点差別リード時勝率

球団別、点差別のリード時勝率を調べました。

リード時勝率とは文字通りそのチームが試合中リードしていた時の勝率のことです。ここでは
1点リード時、2点リード時といった点差別
7回終了時、8回終了時といった残りイニング別
といった2つの条件を掛け合わせたデータを出しました。

条件別データの前にまずはNPB全体のデータだとこのようになります。

880

対象は2017年の公式戦全試合から9回を終えずに雨天コールドとなった4試合を除いた854試合
点差は1点、2点、3点、4点以上の4パターン
イニングは6回終了時、7回終了時、8回終了時の3パターンで分類しました。

なおリードを守り切った確率という観点でデータを求めているため
ここでの勝率には延長戦勝利は含まれておらず9イニングで勝利した確率ということになっています。
その点ご容赦ください。

球団ごとの点差別リード時勝率はこのようになりました。

1点リード
881

2点リード
882

3点リード
883

4点以上リード
884


リード時勝率がリーグ平均より10%以上高い箇所は赤、10%以上低い箇所は青の背景としています。

この色分けに注目して見た印象では1点リードではリーグ平均と10%以上の差のついた球団が多く
2点、3点リードとなるにつれ減り、4点以上リードではどの球団でもほぼ差がないといった結果となっています。
この結果は僅差の試合になるほど、リードを守り切る終盤の投手力の差が勝敗の差に繋がることを示していると言えそうです。

各球団でも各々傾向が見られますが、いかんせんかなり条件が細かいため十分な母数があるとは言い難く
そこで範囲は広がってしまいますが1~3点リードを一纏めとしたリード時勝率も集計してみました。

1~3点リード
885

合算したものですので先ほどの表とさほど変わってはいませんが、大まかな傾向を捉えるには母数が増えた分こちらのほうが適切でしょう。
この中では例えば中日は8回終了時(残り1イニング)の勝率はそれほど悪くはないが、それ以前の勝率が悪いということから
抑えは悪くなかったがそこに繋ぐ中継ぎに問題があったと推察できます。
他方ロッテの場合は9回の抑えも含めたリリーフ全体に問題があったと言えそうです。

ただここで注意しなければならないのはこれはあくまでイニングと点差だけで集計したデータで
このリード時勝率は7回以降に続投した先発投手の投球も含まれているため必ずしも
リリーフ陣の良し悪しだけを示したデータではなく、更に言えば各球団の打力の影響も含まれていないとも言えません。

このリード時勝率はどう読み解くべきか。
どうも一筋縄では行かなさそうですが次回はこのデータを使って投手力の分析を試みます。

« 2017年 球団別犠打数 日米比較 | トップページ | 2017年 推定勝利数から見た投手力 »

采配」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/598758/66778022

この記事へのトラックバック一覧です: 2017年 点差別リード時勝率:

« 2017年 球団別犠打数 日米比較 | トップページ | 2017年 推定勝利数から見た投手力 »