大学野球 全国大学ランキング 2019-2023
3年ぶりに大学野球の大学ランキングベスト100を作ります。
大学野球は各連盟ごとに6校を一単位としたリーグを形成し春と秋のリーグ戦を行うというのが基本形となっており
それに加えて2つの全国大会があります。1つは春季リーグの優勝校が集う全日本大学野球選手権大会(6月開催)
もう1つは秋季リーグの優勝校及び上位校で地区大会を戦い、そこを勝ち上がった学校+シード枠の優勝校
が集う明治神宮野球大会(11月開催)です。
大学野球はこのようなシステムとなっているため同じ連盟内での大学の序列はリーグ戦の成績からある程度分かりますが
異なる連盟間での大学の比較はリーグ戦の成績では単純比較できません。
ではどうやって全ての連盟を一纏めとした大学ランキングを作ったらいいのか。僕はこのように考えました。
リーグ戦の順位に応じたポイントを設定し各連盟ごと大学の戦績を数値化、全国大会の成績から連盟ごとのリーグレベルを求め
そこで出したリーグ係数を大学のポイントに掛ける、最後に全国大会での成績に応じたポイントを大学ごとに加算するというものです。
これらを式で表すなら
リーグ戦の戦績ポイント×リーグ係数+全国大会の戦績ポイント
となります。このようにリーグ係数を掛けることによって異なる連盟間の大学の比較が可能になるというわけです。
まずはこのリーグ係数を求めますが、ここ10年の全日本大学野球選手権大会の連盟ごとの成績をご覧ください。
(2020年大会が中止となったため、2013~2023の10大会となります)
これら連盟ごとの成績に対し
1回戦勝利・・・1ポイント(シード連盟はポイント得ず)
2回戦勝利・・・2ポイント
準々決勝勝利・・・3ポイント
準決勝勝利・・・4ポイント
決勝勝利・・・5ポイント
このようなポイントを加算し10年分を合計して26連盟(九州地区は南北別なので実質27)のリーグランキングを作ります。
この合計ポイントを10で割り、1を足した値をリーグ係数として用います。
次に大学ごとのポイント設定ですが
春・秋のリーグ戦の戦績ポイントは
優勝・・・100ポイント
2位・・・40ポイント
3位・・・30ポイント
4位・・・20ポイント
5位・・・10ポイント
6位・・・0ポイント
全国大会の戦績ポイントは加算方式で
全日本大学野球選手権大会は
1回戦勝利・・・100ポイント(シード校はポイント得ず)
2回戦勝利・・・200ポイント
準々決勝勝利・・・300ポイント
準決勝勝利・・・400ポイント
決勝勝利・・・500ポイント
明治神宮野球大会は
大会出場決定・・・100ポイント
1回戦勝利・・・200ポイント(シード校はポイント得ず)
準々決勝勝利・・・300ポイント
準決勝勝利・・・400ポイント
決勝勝利・・・500ポイント
このように設定し、2019-2023年の5年分のポイントを積算しランキングを作りました。
ちなみに連盟ごとで勝ち点や勝率など順位決定方法が異なるためここでは勝率を元に順位を決定
ただし同じ勝率でも更に順位決定戦まで行われているような場合はそれを反映させています。
なので例えばリーグ戦で2位と3位の大学が勝率で並んでいたような場合は該当する順位の平均値を
当てはめ両校35ポイントといったようにしています。
なお2020年は新型コロナウイルスの影響で東京六大学以外の春季リーグが
2021年は新型コロナウイルスの影響で北陸と近畿の春季リーグが中止となったため
通常5年10季分のポイントが8季分、9季分しかない所は補正としてそれぞれ10/8倍、10/9倍しています。
東海地区と九州地区(南部)については他とは違い1部6大学のリーグ戦ではないため
地区大会の成績に対して順位付けをする形となっています。この2連盟については別項で説明します。
あくまで2019-2023年の5年間の戦績をポイント化したものであるため、今現在の強さのランキングというよりは
その大学の過去5年間の実績ランキングとしてご覧ください。
※2022年、大阪府立大学と大阪市立大学が統合し大阪公立大学に
※2022年、徳山大学が周南公立大学に改称
※2023年、旭川大学が旭川市立大学に改称
2024年6月10日開幕の第73回全日本大学野球選手権大会に出場する27校の大学ランキングはこのようになりました。
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